尹次期大統領側関係者はこの日、連合ニュースの電話取材で「引継ぎ委員長と副委員長は、まだ内定段階ではない。全体的にも流動的だ」と明らかにした。
この関係者は「尹次期大統領と安代表は、双方の陣営を区分しない。ただ、引継ぎ委員長が誰になるかによって、人選も変わる可能性がある」と説明した。
もし安代表が委員長を務めなければ、その代わり引継ぎ委員会の企画調整・科学技術教育分科などに安代表側が布陣する形で、「バランス」を取る必要があるという意味に解釈される。
逆に、安代表が委員長を務めた場合、安代表側の人材を活用する範囲がそれだけ狭まる可能性がある。
双方は同日、尹次期大統領と安代表との昼食会の後も、引継ぎ委員会の主要ポストの人選に向け、水面下での実務議論を続けた。
尹次期大統領は参謀たちに「専門性を優先して実務的な引継ぎ委員会を設置してほしい。専門委員と実務委員に指示ばかりせず、仕事ができる人を選ぶように」と指示したという。
象徴的な人物をサプライズで抜擢するような「ショー」は、するなという指示だ。
尹次期大統領はまず、今月13日午後、ヨイド(汝矣島)にある党本部で記者会見を開き、引継ぎ委員長と副委員長、引継ぎ委員の一部を直接発表する見通しだ。
一方、選挙対策本部を統率し、4回当選のクォン・ヨンセ(権寧世)議員が、引継ぎ委員会の副委員長を務めるという憶測が流れていた。しかし、実際には選ばれないものと見られる。
ある関係者は電話で「権議員が今日の午後、尹次期大統領と面談した。尹次期大統領に『とりあえず休みたい』という意思を伝えたと聞いている」と述べた。
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