ウクライナに到着した義勇兵志願のイ・グン元大尉、外交部「刑事告発を推進」(画像提供:wowkorea)
ウクライナに到着した義勇兵志願のイ・グン元大尉、外交部「刑事告発を推進」(画像提供:wowkorea)
戦時状況のウクライナに国際義勇軍として参加するために出国した韓国海軍特殊戦団(UDT/SEAL)出身のイ・グン元大尉(37)に対して、韓国外交部(外務省に相当)が、旅券法による行政制裁を進めていると明らかにした。

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 外交部のチェ・ヨンサム報道官は8日の定例ブリーフィングで、イ元大尉が実際にウクライナに到着したのかという質問に「最近、韓国国民が韓国政府の規定された事前許可なくウクライナに入国した事実を確認した」とし、このように述べた。

 続けて「外交部は現在、旅券法に基づき法務部など関係官庁との協議を通じ旅券に対する行政制裁を進めている」とし「今後、旅券法違反関連の刑事告発も推進する予定」と明らかにした。

 政府はイ元大尉に対して、現在所持しているパスポートの返納命令、未返納の場合、パスポートの無効化、新しいパスポート発給拒否および制限などの行政制裁を加えることができる。

 イ元大尉は前日、自身のSNSを通じて義勇兵として活動するためウクライナに出国したと主張した。

 ウクライナ全域は先月13日から旅行警報の最高段階となる第4段階(旅行禁止)を発令。韓国国民が例外的パスポート使用許可を受けずに無断入国すれば、行政制裁および刑事処罰の対象になる。

 イ元大尉は出国前、外交部にウクライナでの例外的旅券使用許可についての問い合わせもしなかったという。

 チェ報道官は「ウクライナは現在、非常に厳しい戦時状況」とし「いわゆる義勇軍参加問題と関連し、政府の事前許可なく無断でウクライナに入国することが発生しないよう、改めてお願いしたい」と強調した。

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