ランバート副次官補はこの日、日韓同盟財団と在韓米軍戦友会が共同主催したオンラインによる懇談会で、日韓の対立について「韓国と日本が十分協力しない時、わが国(米国)は安全ではない」と語った。
つづけて「『米国が望んでいる』という理由で、日韓に対し『協力するよう』圧力を加えることのできる時期はすでに過ぎ去った」とし「むしろ共同の利益を強調するほうが適切だ」という主旨の言及をした。
ランバート副次官補は “安保問題において日韓間でもう少し公式化された協議手段を築くことはできるか”という質問に「我々ができることはあると考える」とし「そのためには両国間で信頼を築かなければならないが、とても楽観的だ」と語った。
また、米朝交渉の展望については「これは、関係の中で最も難しい問題だ」とし「一種の大きな突破口を期待するのは容易ではない」という主旨の発言をした。
ランバート副次官補は、クアッド(Quad・日米豪印の4か国安保協議体)に韓国が加入する問題について、日米韓協力・クアッド・オーカス(AUKUS・米英豪の安保協議体)・G7などをあげた後「米国は一連の問題に対応するため、多様なグループをもっている」と語った。つづけて「ある課題を解決するために集中しているグループが、他の課題を扱うことにおいても最善というわけではない」とし「米国は、多様なグループを実験し試している」と説明した。そして「『韓国はクアッドに加入することを望んでいた、要請するべきだった』という誤解がある」とし「クアッドに加入しよういう希望があるという言葉を、クアッド内部や外部の誰からも聞いたことはない」と語った。
ランバート副次官補は「韓国が参加していないクアッドやオーカスが、韓国を疎外しているとは考えない」とし「韓国は世界的舞台で重要な役割を果たしている」と強調した。
また「我々は韓国を含めた核心パートナーたちと、より多くのことをすることを歓迎する」と語った。
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