中国国民の1年間の「平均可処分所得」は約63万円…都市部と農村部の格差は縮小(画像提供:wowkorea)
中国国民の1年間の「平均可処分所得」は約63万円…都市部と農村部の格差は縮小(画像提供:wowkorea)
中国の国家統計局が17日に発表したデータで、2021年の中国国民の年間平均可処分所得が3万5128元(約63万円)だったことが分かった。前年比で9.1%の増加だった。

 地域別に見ると、年間平均可処分所得が最も高かったのは上海市民で7万8027元(約141万円)だった。2位は北京市で7万5002元(約135万円)だった。

 その他の地域では浙江省、江蘇省、天津市、広東省、福建省、山東省の順で年間平均可処分所得が高かった。

 また、中国西部地域の住民の年間平均可処分所得は前年に比べ9.4%増加した。東部地域は0.3%、中部地域は0.2%、東北地域は1.4%の伸びとなっており、西部地域とその他地域との所得格差は相対的に縮小した。

 このほか、農村部住民の年間平均可処分所得は1万8931元(約34万円)で、前年比9.7%増加した。都市部住民の年間平均可処分所得は4万7412元(約85万円)で、7.1%の増加となった。これにより、農村部と都市部の所得格差もやや縮小した。

 中国メディアはこのデータについて、中国政府が打ち出している「共同富裕」関連政策により、都市部と農村部の格差是正が進んでいることを反映したものとしている。
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