韓国世論調査「朴槿恵前韓国大統領の赦免の影響」(李在明候補に不利:25.8%・尹錫悦候補に不利:37.7%)(画像提供:wowkorea)
韓国世論調査「朴槿恵前韓国大統領の赦免の影響」(李在明候補に不利:25.8%・尹錫悦候補に不利:37.7%)(画像提供:wowkorea)
国政壟断により服役中であるパク・クネ(朴槿恵)前韓国大統領の「赦免」が決定された中、「その影響は与党よりも野党に対して不利に働く」という回答が多かったという世論調査の結果がきょう(30日)公開された。

韓国社会世論研究所(KSOI)が今月27~28日に実施した調査の結果、「パク前大統領の赦免決定が改革性向の有権者層の反発により、与党“共に民主党”のイ・ジェミョン(李在明)候補に、より不利に働くだろう」と答えた割合は25.8%であった。

一方「赦免の決定が保守性向の有権者層の分裂により、最大野党“国民の力”のユン・ソギョル(尹錫悦)候補に、より不利に働くだろう」と答えた割合は37.7%を記録した。「よくわからない」と答えた割合は36.5%を記録した。

ある与党圏の関係者は「民主党(与党)は内部だけでなく、合党を控えている “開かれた民主党”の支持層の一部で、ムン・ジェイン(文在寅)大統領の赦免決定に対して批判の声をあげているが、全体的には『文大統領の決定を尊重する』という反応だ」とし「むしろ文大統領による『統合のメッセージ』の効果により、イ候補の支持率が間接的に上がる現象が起きている」と説明した。

一方、主要な世論調査では「苦戦しているユン候補にとってパク前大統領の赦免は、さらなる悪材料として作用している」という結果が出ている。むしろ、尹候補の検察総長当時の活躍によりパク前大統領が拘束されたという前歴が問題となり、野党圏内では「パク前大統領を拘束した人物が “国民の力”の候補となり得るのか」という批判まで出ている状況である。

ただ野党圏の一部では「大統領選を控える中、パク前大統領が『政権交代』というメッセージを伝える場合、保守結集の効果を期待できる」という見方も出ている。

Copyright(C) herald wowkorea.jp 96