今年7月にソウル聖母病院に入院した朴氏(資料写真)=(聯合ニュース)
今年7月にソウル聖母病院に入院した朴氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】収賄罪などで懲役計22年が確定し服役中の韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領は24日、特別赦免(恩赦)が決まったことを受け、側近の柳栄夏(ユ・ヨンハ)弁護士を通じて文在寅(ムン・ジェイン)大統領に謝意を示した。柳氏が記者団に明らかにした。

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 柳氏によると、朴氏は「多くの問題があったにもかかわらず赦免を決めた文大統領と政府当局に深い謝意を表す」として、「病気の治療に専念し、早いうちに国民の皆さんに感謝のあいさつをしたい」と述べた。

 朴氏が赦免にどのような反応を示したかについては、「淡々としていた。(朴氏が入院している病院に)午前9時に入り、口述メッセージを(書いて)整理した」と説明した。

 朴氏の今後の計画に関しては、「当分の間病院で治療を受ける」と説明。健康状態については「今は話せない」と述べるにとどめた。

 退院後に関しても詳しい言及を避けた。

 また、「神経系の治療に専念し、健康が回復したら家族に会いたいと話し、病院にいる間は政界関係者をはじめ誰にも会わないと話した」と強調した。

 韓国政府はこの日、朴氏の赦免を発表した。朴氏は2017年3月31日に拘束され、ソウル拘置所(京畿道義王市)に収監されていたが、現在は健康が悪化しサムスンソウル病院に入院している。

 文大統領は朴氏の赦免について、「考えの違いや賛否を超え、統合と和合、新しい時代の幕開けのきっかけになることを望む」と述べた。


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