王毅外相は今月12日、中国共産党機関紙“人民日報”に寄稿した内容を通じて「我々は平等な交渉を提唱し、アジア特有の民主理念をとどろかせなければならない」とし「悠久な歴史を有したアジアは多様な共生の伝統をもっていて、協議しながら共に働く民主文化を形成している」と伝えた。
つづけて「66年前、多くのアジア・アフリカの国々がインドネシアに集いバンドン会議(アジア・アフリカ会議)を開いた」とし「全ての人が平等に交渉し、求同存異(一致を追求するが、異なる点はそのままにすること)をし、民主で治める正義の声をあげた」と説明した。
また「ASEAN(東南アジア諸国連合)は、交渉民主主義の成功的実践者だ」とし「中国とASEANの交流は常に相談することで、国際社会における共同交渉・共同建設・共同享有の模範を築いた」と強調した。さらに「我々は平等な交渉を提唱し、これを国際関係の民主化における重要な内容としなければならない」と伝えた。
また王毅外相は、中国が最近大々的に宣伝している「全過程人民民主」を中国特有の民主として改めて掲げた。
王毅外相は民主主義サミットの開幕日である今月9日、バリ民主主義フォーラムにオンラインで出席し「アジア特有の民主理念をとどろかせよう」と提案した。
王毅外相が「アジア特有の民主」を強調するのは、西欧の「民主-反民主」というフレームに立ち向かい、「民主主義の普遍的モデルはない」という主張を繰り広げようとする主旨だとみられる。
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