ワクチンを接種する人(資料写真)=(聯合ニュース)
ワクチンを接種する人(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は12日、新型コロナウイルスワクチンの接種完了やPCR検査の陰性を証明する「防疫パス」義務化の周知期間を終え、13日からは違反時に過料などの罰則を科す。 対象となる施設は飲食店とカフェ、塾、映画館、ネットカフェ、屋内スポーツ施設、博物館、図書館、マッサージ店など。 違反した場合は利用者に10万ウォン(約9600円)の過料を科すほか、施設の管理者・運営者には1回目の違反時に150万ウォン、2回目からは300万ウォンの過料を科す。行政処分は1回目に10日間、2回目に20日間、3回目に3カ月の運営中止命令を出し、4回目の違反には施設閉鎖命令を出せる。 ただ、18歳以下の子どもや医学的な理由でワクチン接種を受けられない人らは防疫パスの対象外となる。また、飲食店とカフェはワクチンの未接種者1人が利用する場合は陰性証明書の提示が求められない。 一方、政府は新型コロナワクチンの2回目接種と3回目の追加接種の間隔を3カ月に短縮する。13日から2回目接種から3カ月が過ぎた18歳以上の人に対する事前予約が始まる。  これまで18~59歳は2回目接種と3回目接種の間隔が5カ月、60歳以上は4カ月だった。 政府は1日当たりの新規感染者数が7000人前後で推移するなど、新型コロナの感染拡大が深刻になっているのに加え、感染力の強い新たな変異株「オミクロン株」の流入を受け、免疫効果を高めるため3回目接種を加速させることにした。
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