(画像提供:wowkorea)
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韓国野党「国民の力」のウォン・ヒリョン(元喜龍)中央選挙対策委員会政策総括本部長。同党の大統領候補選挙にも出馬していた彼が、11日、チョ・グク(曹国)、チュ・ミエ(秋美愛)元韓国法務部長官に向かって「お2人は、最初から他人の苦痛に共感する脳が働いておらず、酷く損傷した状態であるようだ」と批判した。

ウォン本部長は、同日、フェイスブックで「これまでに無いほど厳しい受験であると伝えられた51万人の受験生とご両親の心は複雑だっただろう」とし、「何故このような時にSNSの世界で暮らすチョ・グクとチュ・ミエ元法務部長官がまた国民の怒りに火を付けた」と投稿した。

これに先立ち、ユン・ソクヨル(尹錫悦)大統領選候補が検察総長だった当時、秋元長官から言い渡された職務執行の政治処分に不服を申し立て、行政訴訟を起こしていた。10日、ソウル行政法院行政4部(部長:ハン・ウォンギョ)は、ユン候補の行政訴訟に対して「棄却」の判決を出した。

チョ・グク元長官は、これに対し「チュ元長官は正しかったことが再確認された」とし、「(ユン候補は)裁判所の判決で大統領選挙への出馬の名分が崩壊した。国民とムン・ジェイン(文在寅)政権に謝罪しなければならない」と主張した。チュ元長官は、3日、所属政党「共に民主党」のイ・ジェミョン(李在明)大統領選候補が「チョ・グク元長官をめぐる問題」について国民に謝罪したことに対し「人間の尊厳を踏みにじっている」と反発していた。

ウォン本部長は、両元法相の反応について「これが彼らの脳なのだ」とし、「問題となる行為をする→言い逃れる→人のせいにする→口枷(くちかせ)を噛ませる、この4段階である」と批判した。

また、「口では正義を叫び、体ではあらゆる策略を図り、(不正入試と同じく)他の学生たちの機会を奪う。そして、見つかれば言い逃れをする」とし、「きらびやかな『ネロナムブル(ダブルスタンダード)』のスキルを駆使して弁解し、受け入れられなければ国民とメディアを逆手に攻勢する」と評価した。

同時に、「それも受け入れられないため、少し頭を下げるふりをして、またすぐに『チョ・グク防止法(言論仲裁法)』を作り、頭数で振り切ろうとした」と非難した。

更に、「(裁判所がユン候補の行政訴訟を棄却した理由は)ユン候補が既に総長を辞職したため訴訟の利益が無いという理由であり、チュ元長官がよくやったという意味ではない」と強調し、「チョ・グクは入試の時期でもあり、口を慎むべき」と指摘した。

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