新型コロナワクチンの追加接種、国民10人に2人が消極的とも=韓国報道(画像提供:wowkorea)
新型コロナワクチンの追加接種、国民10人に2人が消極的とも=韓国報道(画像提供:wowkorea)
政府が新型コロナのワクチン追加接種を懸命に促しているが、ワクチン2回接種済の国民10人中2人は追加接種を拒否したり、まだよく分からないとし、消極的な態度を見せているという。その理由としてワクチン接種の安全性が担保されていないというものが最も大きかった。

11日、ソウル大学保健大学院研究チーム(総括ユ・ミョンスン教授)の「ウィズコロナ(段階的な日常回復)に関する国民認識調査-成人男女1082人(満19歳以上69歳以下)、先月22~29日に実施」によると、ワクチン接種済の人への追加接種や持続接種(来年も継続して接種)の質問に対して11.6%が「接種しない」と答え、9.5%は「まだよく分からない」と回答したという。

追加接種と持続接種を希望しない理由としては、「ワクチン接種が安全でないように感じられる」という回答が39.8%で最も多かった。このほか、「接種したが不満足だった」が33.7%、「ワクチン接種の効果をあまり感じられない」が11.2%、「接種の予約案内や場所などの都合が悪い」が10.2%、「感染が自分にとってあまり脅威ではない」が5.1%などの回答が出た。また、「保健当局や専門家への不信」という回答もあった。

調査結果によると、ワクチン未接種者のうち半数は今後も接種しないと回答し、接種するという回答は29.4%にとどまった。また、ワクチン接種が感染予防に効果的かという質問には「そう思う」という回答が半数の51.5%だった。

そのほか、ワクチン接種が感染による重症化や死亡の予防に「効果的だ」という回答は57.7%にとどまった。副反応などの可能性も25.1%が「あると思う」と回答し、政府や製薬企業の説明と異なりワクチンに対する信頼度が高くないことが明らかになった。

ユ教授は「ワクチンの安全性について安全だと思う人の割合が40%に及ばなかった」、「ワクチンの効果(感染予防や重症化の予防)についてはある程度同意を得られているが、それでも前回調査より割合は減っており、注意が必要だ」と伝えた。
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