すべての入国者「隔離」…オミクロンの余波で海外旅行「キャンセル続出」=韓国(画像提供:wowkorea)
すべての入国者「隔離」…オミクロンの余波で海外旅行「キャンセル続出」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国国内でも新型コロナウイルス変異株「オミクロン」感染者が5人発生したことを受け、旅行業界が対策を講じるため奔走している。オミクロン株が初めて報告されてから1週間後に国内でも感染者が発生したことで、防疫当局が緊急措置強化に乗り出したためだ。強化された措置によると、3日午前0時から14日午前0時まですべての国から入国する韓国人は10日間隔離しなければならない。

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2日旅行業界によると、政府が変異ウイルスの流入を遮断するためすべての入国者に対する10日間の隔離措置などの入国制限措置を強化したことで、予約のキャンセルが急増していることがわかった。

チャムチョウン旅行社は1日夜に緊急対策会議を開き、12月の海外旅行商品の出発を予定している顧客らのキャンセル手数料を受け取らないことに決定した。また、2日午前6時30分に出発するサイパン行きの顧客12人に防疫当局の入国強化措置を事前に告知するなど、先制措置をとった。

現在までチャムチョウン旅行社を通じ海外に滞在中の顧客は約200人にのぼると把握された。これについてイ・サンピル広報部長は、「海外滞在中の顧客にも現地の引率者とガイドに連絡し、帰国後に自主隔離しなければならないという事実を説明している」とし、「政府の政策なので従わなければならないのはわかるが、しばらくは売り上げが再びゼロになりそうで心配だ」と話している。

これに先立ち、防疫対策本部は28日午前0時を基準に南アフリカ共和国など8か国(南アフリカ共和国、ボツワナ、レソト、ナミビア、モザンビーク、マラウイ、ジンバブエ、エスワティニ)を防疫強化国・危険国・隔離免除除外国に指定した。短期滞在外国人の入国制限、韓国人と長期滞在外国人の臨時生活での10日隔離とPCR検査計4回実施の措置を下した。また、入国者には入国前、入国後1日目、入国後5日目、隔離解除前に検査を実施するようにした。さらに、すべてのアフリカ発の入国者に対し臨時生活施設1日目に義務的にPCR検査を受けるようにした。

強化された措置によると、3日午前0時からナイジェリアを防疫強化国・危険国・隔離免除除外国に追加指定した。南アフリカ共和国など8か国と同一の防疫措置が施行される予定だ。ナイジェリア発のオミクロン変異株の拡散を防ぐための措置だ。

また、すべての国からの海外入国者に対する隔離措置も強化する。3日午前0時から17日午前0時まですべての国から入国する韓国人は10日間隔離しなければならない。隔離はワクチン接種の有無と関係なく施行される。隔離免除制度は葬儀への参加や公務などに限定され、最小限で承認される予定だ。
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