「WHO(世界保健機関)」が中国の習近平首席に忖度(そんたく)しているという主張が広がっていて、韓国でも話題となっている。新型コロナの変異株の命名で中国の顔色を伺ったとのこと。

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WHOは南アフリカで発見された新型コロナウイルスの新たな変異株を「Omicron(オミクロン、ο:ギリシャ文字の15番目)」と命名した。変異株の発見順番では「Nu(ニュー、ν:13番目のギリシャ文字)」または「Xi(クサイ、ξ:14番目のギリシャ文字)」が来なければならないところ。2つ飛ばしたことになる。

偶然にも14番目のギリシャ文字は英語表記で「Xi」であり、中国の最高指導者である習近平(Xi Jinping)主席の英文名字(Xi)と同じだ。中国としては「コロナ発祥国」疑惑に続き、ウイルスの変異が「クサイ株(Xi株)」のように最高指導者の名前で命名されそうになったところ、タイミングよくWHOに助けられた訳だ。

WHOのテドロス事務局長は中国の影響力が増しているアフリカのエチオピア出身であり、選挙の時から中国の影響下に置かれていると批判されてきた。新型コロナウイルスの起源を明かす研究作業に対しても、WHOのテドロス事務局長は消極的と言われてきた。

26日、WHOは変異株(B.1.1.529)を懸念変異として定め、「オミクロン株」と命名したことに関し、13番目のギリシャ文字「Nu」は、英語で「新しい」を意味する「New」と混同される可能性があるとした。また、14番目のギリシャ文字「Xi」は「特定地域に烙印(らくいん)を押す作命方式を避ける」とした。

米国のテッドクルーズ上院議員は、この「命名疑惑」に言及、「WHOが中国共産党をこのように恐れているなら、彼らが世界的災害を隠蔽しようとする時、(WHOを)信用して調査を任せることができるのか」 とツイッターに書いた。

WHOは、一部の疑惑が事実であることを匂わせた。WHOのマーガレット・ハリス広報担当者は「私たちは『烙印効果』を避けるため、地名、人名、動物などを使用しない命名規則に同意した」とニューヨークポストに説明した。

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