米国が韓国企業による中国工場への最先端設備導入に反対を表明=台湾報道(画像提供:wowkorea)
米国が韓国企業による中国工場への最先端設備導入に反対を表明=台湾報道(画像提供:wowkorea)
米国のキャサリン・タイ通商代表が、韓国の半導体企業・SKハイニックスが中国工場に最先端設備(露光装置)を導入することに反対する立場を表明した。

 韓国メディアは、タイ通商代表の発言は中国へのけん制を強化すると同時に、韓国など同盟国を巻き込もうという動きと見ている。

 SKハイニックスは中国・江蘇省無錫市の半導体工場にオランダASML製のEUV露光装置を導入する予定だった。しかし、米国は同設備が中国の「軍事力増強」に利用されることを懸念しており、SKハイニックス側の計画に反対している。

 タイ通商代表はさらに「国家の安全は軍事・国防だけでなく、より広い範囲にわたるもの」と発言し、より広い分野で外資による中国企業への技術導入をけん制していくことを示唆した。

 韓国メディア「ソウル新聞」はタイ通商代表の発言について、米国の対中輸出規制政策のさらなる拡大を暗示するものと分析している。
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