中国出生率43年ぶりに最低値「デッドクロス」現実化か=韓国報道(画像提供:wowkorea)
中国出生率43年ぶりに最低値「デッドクロス」現実化か=韓国報道(画像提供:wowkorea)
人口大国「中国」で、昨年の新生児出生率が43年ぶりに最低水準に落ちた。

今月21日、中国毎日経済新聞などによると、中国国家統計局は、最近発刊した統計年報で、昨年、人口1000人当たりの新生児数を意味する出生率が、8.52人を記録したと明らかにした。これは1978年集計以来、43年最も低い出生率で、10人以下に落ちたのは今回が初めてだ。

中国出生率は、1981年から1年間(1984年)を除いては、全て20人台を上回り、1991年に入り、10人台に落ちた。 1970年代の「一人っ子政策」などの「計画出産」を導入した影響だ。

以後、中国は2013年の政策を一部緩和し、2015年には2人の子供まで許容、2016年の出生率は12.95人を記録し、前年より小幅増加した。しかし、2017年12.43人、2018年10.94人、2019年10.48人と、再び減少傾向にあった。

特に、昨年の出生率から死亡率を引いた、人口自然増加率は1.45%にとどまり、42年ぶりに最低値を記録した。

専門家らは、妊娠中の女性が減ったうえ、新型コロナなどの影響により、出産が減少したと分析した。

一部では、出生人口が増えない場合、来年には中国の死亡者が出生児より多くなる「デッドクロス」が発生するという懸念も出ている。中国の人口が減るのは、1960年代の大飢饉で4000万人が死亡して以来、約60年ぶりだ。

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