米ワシントンで17日(現地時間)「日米韓外務次官協議」が行なわれた(画像提供:wowkorea)
米ワシントンで17日(現地時間)「日米韓外務次官協議」が行なわれた(画像提供:wowkorea)
日本政府の幹部は、韓国のキム・チャンニョン(金昌龍)警察庁長による竹島(韓国名:ドクト・独島)訪問を理由に、日米韓外務次官協議後の共同会見を霧散させたことは「韓国と米国に配慮した措置だ」と主張したことが伝えられた。

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日本外務省のある幹部は「共同記者会見をすれば、日韓関係に対する質問が集中し、日本は言うべきことを言うだろう。そうなれば米国や韓国は困惑することになる」として、森健良 外務次官の会見不参加が外交的に相手に配慮した苦渋の決定だったという内容をほのめかしたと、毎日新聞がきょう(19日)報道した。

この新聞は「もし日本が『竹島訪問を容認できない』と会見で抗議の発言をすれば、日米韓3か国協力に悪影響を及ぼす可能性がある」として先のように伝えた。

「日本側は、韓国の警察庁長の竹島訪問直後に米国で開かれた記者会見に日韓の次官が並べば、日本が警察庁長の竹島上陸を容認したという “誤ったメッセージを”送ることになり得ると懸念した」と毎日新聞は報じた。

読売新聞はキム庁長の竹島訪問について、外務省の幹部が「最悪のタイミングでの暴挙だ」と憤りを強めていたことを伝えた。

ウェンディ・シャーマン米国務副長官と、米国を訪問中の森健良 外務事務次官、チェ・ジョンゴン(崔鍾建)韓国外務第1次官は17日(現地時間)ワシントンで外交次官協議を行なった後、共同会見を開く予定であったが、今回のことでシャーマン副長官が一人で会見を行なった。

チェ次官は「日本側が我々の警察庁長の独島訪問を問題視し、会見に参加できないということが伝えられた」として、共同会見の霧散の理由を説明した。

松野博一官房長官はきのう(18日)の定例会見で「竹島をめぐる事案に関し、わが国の立場に鑑み、到底受け入れることができない」とし「韓国側に強く抗議をしている中、共同記者会見を実施することは不適当と判断をした」と語った。

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