韓国の現代百貨店(画像提供:wowkorea)
韓国の現代百貨店(画像提供:wowkorea)
韓国の未来アセット証券は、現代百貨店に対して「“ウィズコロナ”で最も期待される企業だ」とし、「ウィズコロナ」への防疫転換により得る経済効果の恵沢についての見通しを示した。

未来アセット証券のキョン・ミンジョン研究員は「第4四半期(10~12月)と来年全てで期待できる」とし、現代百貨店の2022年の売上高を3兆7468億ウォン(約3595億円・前年同期対比で+9.9%)、営業利益を3667億ウォン(約352億円・+32.2%)と見通した。

現代百貨店の百貨店部門は、ウィズコロナへの転換により野外活動と集まりなどが増加することで、ファッションおよび外食需要が増加すると予測されている。ファッションとF&B(レストランサービス)カテゴリーに強みをもっている現代百貨店が、その恵沢を受けるという分析である。

また免税店部門は昨年から成長し続け、上位免税店にふさわしい競争力を確保中である。ウィズコロナにより海外旅行の需要がだんだんと回復されれば、利益が一気に飛躍するものと予想されている。

キョン研究員は「現代百貨店は、オフラインならではの差別化を極大化させるノウハウ(体験強調・商圏ポジショニングなど)が豊富で、ファッションおよびF&Bに特化した明確な競争力をもっている」とし「また “ザ・現代ソウル”を通じてオフラインの価値を引き上げる競争力を証明しただけでなく、新たなチャンネル(免税店)の積極的な進出を通じてさらなる成長の余力を確保した」と評価した。

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