北京市、「輸入食品から」新型コロナウイルス検出と発表＝中国報道

中国・北京市の保健当局が、北京市内のスーパーで売られていた豚肉や果物から新型コロナウイルスが検出されたと発表した。

　北京市に西城区の保健当局は9日、区内で行われた輸入冷凍食品に対する新型コロナウイルスのPCR検査で、豚肉とリュウガン・ドラゴンフルーツ・ネーブルオレンジ・キウイフルーツの4種の果物から弱い陽性反応が出たと発表した。

　これを受けて、西城区は再検査や他のサンプルの検査、スタッフのPCR検査、消毒などの緊急対応を行った。現在、他の食品から陽性反応は出ておらず、スタッフの感染も発見されていないとしている。

　当局は、陽性反応の出た食品と同時期に輸入された食品は売り場に出されておらず、新型コロナウイルス感染のリスクは低いとしている。当該食品を輸入・販売していた「北京物美京門商貿有限公司 西安門店」は営業を停止している。

　また、当局は区内の住民に対し、9月中旬から10月初めにかけて当該食品を購入していた場合、自主的に申告するよう呼びかけている。