台湾の建国記念日(双十節)に、中国の軍用機3機が台湾の防空識別圏(ADIZ)に進入した。「中国は2025年までに台湾に侵攻する」という懸念が高まっている中、中国が台湾の主要記念日に合わせて軍事行動を敢行したことで、台湾の対応が注目されている。

きょう(11日)台湾の国営メディア“中央通信”によると、台湾空軍は前日、中国軍の軍用機3機が西南部の防空識別圏に進入したことに対し、哨戒機を発動させての退去要求・地上防空ミサイルによる追跡で対応した。

台湾の一部の専門家たちの間では「中国が双十節に合わせて、台湾を狙った大規模な武力示威に乗り出す可能性がある」という懸念が提起されていた。

台湾国防部(防衛省に相当)によると、今年に入り台湾の防空識別圏に進入してきた中国の軍用機は600機を超え、すでに昨年一年間に進入した約380機を上回っている。

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