1948年生まれ、東アフリカ沿岸のザンジバルで生まれたグルナ氏は、二十歳になった1968年、英国に難民として留学に来た後、1982年にはケント大学で英文学博士号を受けた。彼の主な学問的な関心分野は、アフリカとカリブ海、インドの地域での植民地主義言説と脱植民地文学だった。
7日、ノーベル委員会の委員長アンデルス・オルソンは、彼の作品について「典型的な描写から抜け出し、世界の多くの人々になじみのない、多様な文化を持つ東アフリカに私たちの目を開いてくれた」と評価した。
子供の頃、ドイツの植民地軍によって親を失い、数年間、自国民との戦争の末に村に戻ってきた話を描いた小説、「アフターライブ」について、英国ガーディアンは「忘れられねばならない人たちを結集させて、彼らがこの世から消えることを拒否する、説得力のある小説」と評価した。
ガーディアンによると、「グルナの文学の世界では、記憶、名前、アイデンティティなどすべてが変化している」とし「彼は21歳の難民として文を書き始めたときから、情熱によって絶えず探索して文章を書いてきており、それは今も同じだ」と述べた。
一方、ノーベル文学賞は、アルフレッドノーベルの遺言に基づいて、「理想的な方向へ向かう、文学分野で最も優れた作品を輩出した」作家に与えられる。
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