報告会で現代モービスが独自開発した水素燃料電池搭載のコンセプトカーを試乗する文大統領=7日、仁川(聯合ニュース)
報告会で現代モービスが独自開発した水素燃料電池搭載のコンセプトカーを試乗する文大統領=7日、仁川(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は7日、ソウル郊外の仁川市にある青羅国際都市で開かれた「水素経済の成果および水素リード国家ビジョン報告」に出席し、「炭素経済から水素経済への転換は逆らえない大きな流れで、未来国家競争力に直結している」として、「全ての国力を集め、水素経済をリードしていく」と述べた。 文大統領は「水素経済市場の規模が急成長し、2050年に12兆ドル(約1300兆円)に達する」とし、「幸いわが国は水素活用分野で先行している。政府の積極的な支援と企業の果敢な投資が加わり、水素産業のエコシステム(生態系)が活性化した」と評価。「水素車(水素を燃料とする燃料電池車)と水素燃料電池分野は世界1位のリード国の位置を強固にしている」として、「先行している分野はさらに発展させて超格差を拡大し、不足している分野は素早く追いついていく」と強調した。 また、19年1月の「水素経済活性化ロードマップ」発表や世界初の水素法制定、水素経済委員会の発足などに言及し、「政府は水素経済の潜在力と無限の可能性を見据え、新しい道を開拓した」と述べた。水素充電ステーションも17年の9カ所から今年8月には112カ所と世界で最も速いスピードで拡充したと紹介した。 その上で、仁川市に液化水素プラントが建設され、23年から年間3万トンの水素を安定的に供給するとし、「次世代燃料電池特化団地は水素モビリティー分野で格差をさらに広げる生産基地の役割を果たす」と述べ、政府が積極的に後押しする方針を示した。
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