中国の新疆ウイグル自治区(画像提供:wowkorea)
中国の新疆ウイグル自治区(画像提供:wowkorea)
中国は「新疆ウイグル自治区内の分離主義組織である “東トルキスタンイスラム運動(ETIM)”を、テロ組織のリストに再び載せなければならない」と米国に要求した。

国連駐在の耿爽 中国副代表は6日(現地時間)、国連総会法律委員会の演説で先のように語ったと、中国ニュースサイト“環球網”などが報道した。

耿副代表は、米国がテロ組織のリストからETIMを削除したことを「ダブルスタンダードだ」と批判し「米国はETIM問題に対する誤った方法をすぐさま正さなければならない」として、テロ組織の再指定を求めた。

また「ETIMが、国連安全保障理事会の指定した国際テロ組織として、この組織にダメージを与えることは国際社会の共同利益に合致する」と語った。

ETIMは、中国西北部の新疆ウイグル自治区のイスラム少数民族であるウイグル族が立てた分離主義の武装組織である。

米国は2001年の9・11テロ以降、米中対テロ協力が必要となり、2002年にETIMをテロ組織リストにあげていた。しかし米国は昨年11月、ETIMをテロ組織リストから削除した。

ETIMは、新疆と周辺国の一部の地域を含めた場所に「東トルキスタン」という独立国家を立てることを目指している。

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