ブリンケン米国務長官は、中国が台湾周辺で繰り広げている軍事活動を批判し、中断を求めた(画像提供:wowkorea)
ブリンケン米国務長官は、中国が台湾周辺で繰り広げている軍事活動を批判し、中断を求めた(画像提供:wowkorea)
アントニー・ブリンケン米国務長官は、中国が最近、台湾周辺で繰り広げている軍事活動を批判し、中断を求めた。


OECD(経済協力開発機構)閣僚会議に出席するためフランス・パリを訪れているブリンケン長官は6日(現地時間)、米ブルームバーグTVとのインタビューで「中国の行動は挑発的で潜在的に不安定だ」と指摘し「誤算と疎通の誤りが生じる可能性が常にあり危険であるため、そのような行動を中断することを希望する」と語った。

中国は国慶節(建国記念日)の連休期間中の1~4日の間に、軍用機を計149機も台湾の防空識別圏(ADIZ)に送るなど、前例のない武力示威を行ない台湾周辺の緊張を高めている。一方、米国と日本・英国などの同盟国は、台湾近隣海域で海上演習を実施している。

ブリンケン長官は「誰も強制的に現状維持(status quo)状態を変える一方的な行動をしないことが非常に重要だ」とし「中国がこのような行動を止める必要がある」と強調した。つづけて、米国と台湾関係を「岩のように堅固だ(rock solid)」と語った。

中国外務省の報道官は今月4日の声明で「台湾独立を夢見ることは死の道であり、中国はあらゆる措置を通して、どのようなかたちの台湾独立の企ても粉砕する」と伝えている。

またブリンケン長官は、米中首脳会談について「これから数週間または数か月以内に直接会うことができるか注視する」と語った。このことに関して「米高位関係者はこの日、米中首脳が年内にオンラインによる首脳会談を行なうことで原則的合意に到達したことを明らかにした」とロイター通信などが報道した。

これは、ジェイク・サリバン米国家安保補佐官と楊潔チ 中国共産党外交担当政治局員が、スイス・チューリッヒで6時間の会談を行なった後に出された発表である。

ブリンケン長官は「米国と中国の関係は、敵対的・競争的・協力的側面のある世界において、最も重要な関係の中の一つだ」とし「実存的問題とされている気候変動の挑戦が、協力可能な領域の一つだ」と語った。

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