スウェーデンのアカデミーが選定するノーベル文学賞は、事前に候補者を公開していない上、審査過程はもちろん、審査員の名簿まで徹底的に秘密にされており、受賞者を予測することは困難である。代わりに海外の有名ベッティングサイトの受賞予測をもとに、有力候補を予測する。
6日現在、英国の有名ベッティングサイト「Nicer Odds」が予測した2021年ノーベル文学賞有力候補は、ルーマニアの作家ミルチャ・カルタレスクだ。ルーマニア代表する小説家、詩人、言論人として60年代のアメリカ反体制文化の遺産に影響を受けた作品を発表してきたことが知られている。これまで何度もノーベル文学賞受賞有力作家として取り上げられてきた。
ノーベル文学賞の時期になると、毎年受賞候補に挙げられる日本の作家、村上春樹はカルタレスクに続いて2位に名前をあげた。「ノルウェイの森」「1Q84」などで海外でも多くのファン層を獲得している村上は「ノーベル文学賞の前に受ける賞」として知られているチェコのフランツ・カフカ賞を、2006年受賞後、毎年ノーベル文学賞受賞有力候補に挙げられててきた。村上が受賞すれば、日本は川端康成(1968年)、大江健三郎(1994年)に続き、第三のノーベル文学賞受賞者を輩出することになる。
女性作家も勢いがある。カルタレスク・村上を続く3〜5位は女性作家が名を連ねた。ロシアの作家リュドミラ・エヴゲーニエヴナ・ウリツカヤが3位、カナダ出身のアン・カーソンが4位、フランスのアニー・エルノーが5位と予想された。
東アジア出身の作家の受賞の可能性は比較的低く見られている。中国の作家である閻連科は18位を占め、韓国の作家で、毎回ノーベル文学賞受賞候補に挙げられているコ・ウン作家は22位だ。しかし2012年に中国の小説家である莫言が文学賞を受賞した後、10年近くの東アジア出身の作家の受賞はないため、「びっくり受賞」を期待してもいいだろう。
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