北朝鮮のキム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党副部長が「終戦宣言」と「南北首脳会談」の可能性を取り上げる談話を発表したが、北朝鮮は依然として南北通信線に応答していない。さらに同日は弾道ミサイルと推定されるミサイルを発射した。金副部長が終戦宣言の前提条件として提示した敵視政策、不公平な二重基準の撤回が実現しない限り、対話に応じられないという立場を再確認するものとみられる。
北朝鮮のキム・ソン(金星)国連大使は27日(現地時間)米ニューヨーク国連本部で開かれた国連総会の一般討論演説で「米国が真の朝鮮の平和と和解を望むのなら、朝鮮半島とその周辺での合同軍事演習と戦略兵器投入を永久に中止することから対朝鮮敵対政策の第一歩を踏み出さなければならない」と述べた。
北朝鮮は去る7月27日、1年1か月間途絶えていた南北通信連絡線を復旧し、これを「南北首脳間の合意」によるものだと明らかにした。その後、約2週間、韓国側と平日午前と午後にそれぞれ1回ずつ定期通話を続けてきたが、今年8月後半の米韓合同軍事演習の事前訓練開始に反発し、8月10日から韓国側の定期通話の試みに応じていない。
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