青瓦台のパク・スヒョン(朴洙賢)国民疎通首席秘書官はこの日、韓国のラジオ番組に出演し、キム副部長の談話文について「相互尊重など柔らかな表現を使っている」と語った。特に「北朝鮮は『自分たちの立場を公正に理解して接近してほしい』と要請している」とし「このようなことなどを総合的にみると、過去よりも対話の意志が能動的であることを示していると解釈している」と語った。
パク首席秘書官は「最もよいシナリオは、統一部(省)の提案により我々の呼びかけに北朝鮮が応え、チャンネルを通じて可能な各級の対話をし、互いの合意の下に協議することだ」とし「それが、南北関係を改善することのできる初めの段階だ」と語った。統一部は前日キム副部長の談話文を歓迎し、南北通信連絡線の速やかな回復を提案した。
またパク首席秘書官は「一喜一憂するよりも、慎重な姿勢で石橋を叩いて渡る気持ちで進むべきだ」とし、「もしムン・ジェイン(文在寅)政府の任期内においてはスケジュールの途中であっても、また元に戻らないよう南北と米国の信頼を築いていかなければならない」とした。また、「(南北首脳会談が)次の政府になっても、それがどうだというのか」として「政治的問題ではなく朝鮮半島の平和という本質的な問題をもって、一歩一歩進んでいかなければならない」と続けた。
パク首席秘書官は、司会者が “南北首脳会談の推進が大統領選用のショーではないか”という一部の意見を伝えると「当然、そう考えるでしょう」としながらも「このような重大な問題を政治的に利用するために、我々が企画したりするはずがない」と語った。つづけて「政治的スケジュールにも合わない」とし「民族の問題をどうして利用できるだろうか」と語った。
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