新型コロナ感染者がネット上で「サイバー暴力」被害…実名・写真が流出＝中国報道

中国コクリュウコウ（黒竜江）省ハルビン市で新型コロナウイルスの感染者が確認され、インターネット上で感染者に関する個人情報が飛び交っている。

　問題の中心となっているのは、ハルビン市の一連の感染における最初の感染者と見られる男性。ネット上では、この男性がある娯楽施設に頻繁に出入りしていたことへの批判が相次いでおり、男性の実名や写真などの個人情報が無断で公開されるなど、多くのネットユーザーから「サイバー暴力」を受けている。

　この問題に関して中国国内のある有識者は、「最初の感染者かどうかにかかわらず、新型コロナウイルスに感染したということは不幸なことだ。私たちの共通の敵はウイルスであり、特定の感染者ではない」と述べるとともに、個人情報保護の重要性を訴えている。