“セクハラ的な発言をしたとの理由で補職解任”陸軍准将、懲戒に不服で訴訟も敗訴=韓国(画像提供:wowkorea)
“セクハラ的な発言をしたとの理由で補職解任”陸軍准将、懲戒に不服で訴訟も敗訴=韓国(画像提供:wowkorea)
セクハラ的な発言をしたとの理由で補職解任された韓国の陸軍准将が処分取り消し訴訟を起こしたが敗訴した。

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 21日、裁判所によると最近、ソウル行政院行政8部(イ・ジョンファン部長)は、陸軍准将A氏が国防部などを相手取って起こした補職解任および所属変更などの処分取り消し訴訟で、原告敗訴の判決を下した。

 これを前にA氏が下級者にセクハラ的な発言をし、副士官を無視するなど不適切な発言をしたという疑惑が提起された。A氏が所属していた軍事安保支援司令部は、監察を経て国防部に懲戒処分を依頼した。

 A氏は「女性や酒なしカラオケに何が楽しくて行くのか」、「1人でカラオケに行く姿は変じゃないか」、「マスクをしてチューしていたけどお前もそうなのか」などと発言し、資格を持たない副士官に「無資格者」と言ったことが調査によりわかった。

 安保支援司令部はA氏を補職解任することに決定。その後、国防部はA氏を安保支援司令部から陸軍に所属を変更した。また陸軍本部は、A氏に懲戒事由があると見て、減給1か月の懲戒を下した。

 一方、A氏側は「補職解任審議委員会の議決を経ていない状態で補職解任されたため、釈明の機会を受けることができなかった」とし、「手続きが適法に行われていない」と明らかにした。また、提起された疑惑の大半が事実ではなく、もし一部が事実だと仮定しても、職務遂行能力とは無関係だと主張した。

 しかし、裁判部は「発言相手、内容、経緯などを総合すると、下級者に人格的な侮蔑感を与え、特定の性別を持つ者に性的な不快感を与えかねない不適切な発言だ」とし、「道徳的な資質を疑うような行為をしたと見るのは妥当だ」と判断した。

 続けて「軍隊内のセクハラなど不正調査の特殊性と緊急性を見てみると、直ちに補職解任する必要がある場合に該当し、審議委の議決なしに処分したことは違法と見ることはできない」とし「7日内に審議委を開催して疎明の機会を与えた」と説明した。

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