デンマークは、新型コロナに関する制限措置を完全に解除した(画像提供:wowkorea)
デンマークは、新型コロナに関する制限措置を完全に解除した(画像提供:wowkorea)
12歳以上のワクチン接種率80%を達成したデンマークは10日(現地時間)、ヨーロッパの中で唯一、新型コロナウイルス感染症に関する制限措置を完全に解除した。

これは、新規感染者数は減少している一方、新型コロナワクチンの接種率が70%以上に上昇したことによる措置である。

「全ての制限措置が解除されたことで、デンマークの居住者たちはワクチン・パスポートを提示しなくてもナイトクラブを出入りすることができた」と、フランス“AFP通信”などが伝えた。

すでにデンマークは「新型コロナがこれ以上社会にとって重大な脅威ではない」として、新型コロナの拡散を防ぐためにとっていた制限措置を9月10日から事実上全て解除する」と、先月27日に宣言している。

デンマーク当局は「現在、新型コロナの一日の新規感染者数が500人、感染再生産指数が0.7であるため、コロナウイルスが統制可能な水準だ」という見解を示している。

しかしWHO(世界保健機関)はこのことについて「新型コロナワクチンは、パンデミックを永遠に終息させることはできない」と警告している。

WHOのハンス・クルーゲ欧州地域事務局長は「新型コロナワクチン接種は重症への転換や死亡を防ぐのには役立つが、新型コロナウイルスは突然変異をし続け、数年間我々と共存するだろう」と語っている。

特にアイスランドはことし6月に全ての制限措置を解除したことで新規感染者数が急増し、再び制限措置を導入している。

Copyright(C) herald wowkorea.jp 96