“たまねぎ男”韓国元法相の妻の眼帯を冷やかした60代のユーチューバー、検察が「実刑」求刑(画像提供:wowkorea)
“たまねぎ男”韓国元法相の妻の眼帯を冷やかした60代のユーチューバー、検察が「実刑」求刑(画像提供:wowkorea)
「タマネギ男」として日本でも有名なチョ・グク元法務部(法務省に相当)長官。彼の妻チョン・ギョンシム元東洋大学教授が裁判に出廷する際に、眼帯を着用した姿を侮辱し、悪口を言ったユーチューバーに検察が実刑を求刑した。

 7日、ソウル中央地裁で開かれたユーチューバーのヨム某被告(60)の侮辱容疑の裁判によると検察はヨム被告に懲役6か月を言い渡してほしいと裁判部に要請した。

 ヨム被告は最終陳述で、「障害のあるチョン・ギョンシムさんを侮辱したなら謝罪し、遺憾の意を表する」とし、公訴事実を認めた。ただし「初公判に出廷する際、眼帯を見て“被害者コスプレ”ではないかと思った」とし「(チョン教授が)公的・私的に眼帯をはめて活動したことがないという点を調査過程で提出した」と無念さを表したりした。

 また「眼帯をつけて運転してみたが、1キロも走れない」とし、交通安全キャンペーン次元でチョン教授に「他人に被害を与えたくないなら眼帯を取って運転しろ」と大きな声で話したが、障害のあるチョン教授に侮辱をしたなら謝罪する」と述べた。

 これを前にヨム被告は昨年6月から9月までYouTubeチャンネルでチョン教授が法廷に出廷する姿をめぐり、皮肉交じりの冷やかしをしたり、女性を侮辱するような悪口を言った容疑をもたれている。ヨム被告はYouTubeの放送で眼帯を着用して運転することは殺人行為だという趣旨でチョン教授を侮辱した容疑もある。

 チョン元教授側は昨年11月、警察に彼らを告訴。検察は同年12月、同事件の送致を受けて捜査した。

 一方、「タマネギ男」チョ・グク元法相は、ムン・ジェイン(文在寅)大統領の側近であり、法相を務めた後、与党の大統領候補になると予想されていた。しかし、法相になるために開かれた聴聞会で妻と娘の大学不正入学疑惑、実弟の建設会社と実父の学校法人との間の不正取引疑惑などが発覚した。

 聴聞会での疑惑にもムン大統領は法相への任命を強行。法相になった後は、疑惑の捜査に着手した検察総長ユン・ソクヨル氏と激しく対立し、結局は辞任した。

 現在、チョ元法相と対立していたユン・ソクヨル氏は検察総長を辞任し、保守系野党の大統領候補となった。チョ元法相の妻と実弟は収監中で、娘は医学専門大学院の入学取消しで医師資格のはく奪が議論されている。
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