記者会見を行う市民団体の関係者ら(環境運動連合のユーチューブチャンネルから)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
記者会見を行う市民団体の関係者ら(環境運動連合のユーチューブチャンネルから)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の市民団体、環境運動連合と市民放射能監視センターは27日、記者会見を開き、東京電力福島第1原発から出る放射性物質を含んだ処理水の海洋放出計画を撤回するよう求めた。 両団体は会見で「放射性汚染水を海底トンネルを通じて放出すれば、生態系により深刻な問題が発生する」とし、「放射性物質は太平洋に広く急速に拡散し、予測できない汚染を発生させる」と主張した。 東京電力は現時点で125万トンを超える処理水について、大型ポンプで吸い上げた海水と混ぜて基準値以下の濃度に希釈し、海底トンネルで原発から約1キロ離れた海に放出する計画を発表した。手続きが計画通りに進めば、2023年春から放出が始まる見通しだ。 両団体は「韓国政府は市民への戦略露出になるとの言葉を盾に汚染水の対応情報を公開していない」とし、政府に対して汚染処理水放出を阻止するための積極的な対策を講じ、透明性のある情報公開を行うよう訴えた。
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