ブースターショットの効果を強調する開発社、ヤンセンは「免疫力9倍増加」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
ブースターショットの効果を強調する開発社、ヤンセンは「免疫力9倍増加」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
新型コロナワクチンの各開発社が、ブースターショット(免疫増強のための追加接種)の抗体の増加効果を強調する一方で、承認手続きが加速している。米国や欧州の一部の国で、ブースターショット接種方針を明らかにし、積極的に市場攻略に乗り出している。

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25日(以下、現地時間)、ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、米ファイザー、独バイオンテックはこの日、16歳以上に新型コロナワクチンのブースターショット接種の承認を申請中で、今週までに必要なすべてのデータを提出すると発表した。

今月23日(現地時間)、米食品医薬品局(FDA)は、ファイザー、バイオンテックワクチンを正式承認し、両社はブースターショットの承認を受けるための準備に速度を出している。

これに先立ちバイデン政権は、伝播性が強く、ブレイクスルー感染を起こすデルタ変異株が、米国で支配種に位置づけられ、全国民を対象にブースターショット接種を推奨した。来月20日から、ファイザーやモデルナワクチン2回目接種を完了してから8か月が過ぎたすべての米国人が対象である。ただし、まだブースターショットが正式承認されたわけではない。

ファイザーは、三回目を接種した人の抗体値が急激に増加することを確認したとし、ブースターショット接種の必要性を主張している。 2回目接種から5〜8か月後にブースターショットを接種した18〜55歳の成人306人の臨床試験の結果、ウイルスをブロックする中和抗体が3倍以上多く生成されることが確認された。

保健当局関係者は、NYTに「ファイザー、モデルナワクチンが、時間の経過に応じて(予防効果が)弱くなり、伝播性が強いデルタ変異株に感染する危険性が高まる」と伝えた。

ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)も、自社ワクチンを追加接種する場合、免疫力が大幅に増加すると発表した。開発社側は17人の志願者を対象にした臨床試験の結果、最初のワクチン接種から6か月後に、2回目のワクチンを接種した際、免疫抗体が9倍増加したと発表した。

フィナンシャル・タイムズ(FT)は、「(ヤンセンブースターショット接種による)免疫力の“大幅増”は、18〜55歳の年齢層だけでなく、低投与量を接種した65歳以上からも明らかになった」と伝えた。

J&Jヤンセン研究・開発のグローバル責任者は「接種完了から8か月後に接種できるヤンセンワクチンのブースターショットについて、潜在的な戦略を保健当局と議論することを期待している」と述べた。

一方、米疾病対策センター(CDC)が24日に発表した研究結果によると、ファイザーやモデルナのようなメッセンジャーリボ核酸(mRNA)ワクチンのデルタ変異株に対する予防効果は、66%にとどまった。先週発表されたオックスフォード大学の研究では、ファイザーワクチンの予防効果が4か月後には、ほぼ半分まで低下することが確認された。

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