チョンジュ(全州)地裁第11刑事部は25日、殺人容疑で起訴されたA被告(38、女)に無期懲役を言い渡した。
裁判部は「被告人はワンルームで寝ていた被害者を凶器で数十回刺して殺害した」とし「被害者は抵抗することもできずに命を閉じた」と指摘した。
A被告は今年6月6日の午前11時45分ごろ、全州市トクジン(徳津)区内のワンルームでB氏(22、男)を凶器で34回刺して殺害した容疑が持たれている。
B氏は凶器に刺された直後、病院に運ばれたものの、身体のあちこちに大きな傷を負い、結局息を引き取った。
犯行当日、ワンルームを訪れたA被告は寝ていたB氏の携帯電話を確認し、自身の連絡先が削除されていることを確認し、これに激怒して犯行に及んだという。
裁判部は「被告人は精神病歴と飲酒を理由に心身障害を主張するが、犯行数時間前に被害者と交わした対話、犯行のために取った行動などを見れば、これらの主張は受け入れがたい」と述べた。
続いて「犯行の動機も理解しにくく、殺害方法はあまりにも残忍だ」とし「社会と永久に隔離された状態で過ちをざんげし、贖罪(しょくざい)しながら生きていくことを願う」と付け加えた。
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