この1年間、香港の人口が9万人あまり急減したことがわかった(画像提供:wowkorea)
この1年間、香港の人口が9万人あまり急減したことがわかった(画像提供:wowkorea)
中国当局が 昨年7月に香港国家保安法(香港保安法)を施行したことで、事実上 香港の権力層を掌握(しょうあく)した中、この1年間 香港の人口が9万人あまり急減したことがわかった。

きょう(13日)香港のサウスチャイナモーニングポスト(SCMP)によると、香港の人口はこの1年間で1.2%減り、約739万人へと減少した。

2003年以来 たえず増加してきた香港の人口は、昨年の中頃750万人まで到達したが、この1年で史上最大の減少幅を記録した。

この急減が始まったのは、昨年の中頃 香港保安法が通過し施行されるなど、中国共産党が香港の権力層を掌握するための動きを本格化させていた時である。

しかし 香港当局は「香港の人口減少は、政治的理由とは無関係だ」という立場である。

香港政府の報道官は「数多くの人々が香港から出ていったが、その人々のうちほとんどが 留学や仕事などの理由で出ていったので、“移民”とは異なる」と主張した。

しかし 香港大学の社会行政学科の教授は「香港の人口減少は 社会に対する警告性のメッセージが込められていて、もちろん 留学や仕事のために出ていった人々もいるだろうが、この1年間に9万人が香港を去ったというのは 移民で出ていった人々が多かったことを意味する」と語った。

香港を去る人々が急増したことで、香港銀行に預金されていた現金も 海外へと急速に送られている。

香港金融当局の資料によると、香港から移民で出ていったことで整理された口座の金額は、66億香港ドル(約935億2580万円)に達している。

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