李在鎔氏(資料写真)=(聯合ニュース)
李在鎔氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国前大統領の朴槿恵(パク・クネ)氏らへの贈賄罪などで服役中のサムスングループ経営トップの李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が13日に仮釈放される。 法務部の仮釈放審査委員会は9日午後、政府果川庁舎で非公開の会議を開き、李氏の仮釈放を許可した。 朴範界(パク・ボムゲ)法務部長官も同委員会の決定を承認した。朴氏は会議終了後に会見を開き、新型コロナウイルス禍の長期化による国家的経済状況や世界経済の環境を踏まえ李氏が仮釈放の対象に含まれたとし、社会の感情、受刑生活の態度などさまざまな要因を総合的に考慮し決定が下されたと説明した。 李氏は今年1月に差し戻し控訴審で懲役2年6カ月の実刑判決を受け、服役している。先月末に刑期の6割を終え、仮釈放予備審査を受けられる基準を満たした。 ただ、韓国の特定経済犯罪加重処罰法では、5億ウォン(約4800万円)以上の横領・背任を犯した場合は懲役刑の執行終了、または刑執行を受けないことが確定した日から5年間の就業を制限しているため、李氏は仮釈放されても経営に復帰できない可能性がある。 また、李氏はグループ企業の合併不正と会計不正事件、麻酔薬プロポフォールの違法投与を受けた事件で裁判が進められており、再び収監される可能性もある。
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