ソウル市、「放射能が疑わしい食品の放射能検査」を受付へ＝韓国報道

ソウル市民であれば誰でも放射能汚染が疑わしい食品に対し、オンラインで検査を申請でき、これをソウル市で検査し10日以内にその結果を知らせる。

ソウル市は放射能汚染が疑われる食品に対し、市民が検査を請求できる「市民放射能検査請求制」を施行すると、9日に明らかにした。

今回の事業は、日本の福島原発の放射能処理水の海洋放流決定による食品への不安感解消の一環として始まる。ソウル市は放射能検査の申請が円滑に行えるよう申請方法、検体の回収、放射能検査、結果公開方法を案内する映像を制作した。ソウル市食品安全情報ホームページ、食品安全ニュースフェイスブックに配布し、参加を呼び掛ける予定だ。

ソウル市民またソウル所在の市民団体なら誰でも、ソウル市のホームページで申請書をもらい作成後にファックス、郵便、訪問回収など多様な方法で放射能検査を申請できる。多くの市民に参加機会を提供する為1人1個、団体の場合は月に1件の申請が可能だ。

手続きは検査請求制申請が受け付けられると申請書を検討後、検査の妥当性のある食品をソウル市が直接回収・検査する。その結果を申請者に10日以内に知らせ、誰もが見れるようソウル市のホームページにも公開する。

ソウル市市民健康局のパク・ユミ局長は、「原産地表示制、放射能汚染が憂慮される食品に対する持続的な点検とモニタリングも一緒に実施し、市民の食べ物への安全性確保に最善を尽くす」と話した。