55~59歳来週もファイザー製のワクチン接種へ…EUではワクチン価格引き上げへ「ワクチン確保にも影響か」=韓国(画像提供:wowkorea)
55~59歳来週もファイザー製のワクチン接種へ…EUではワクチン価格引き上げへ「ワクチン確保にも影響か」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国ではアストラゼネカ製のワクチン導入をはじめとして、8月のワクチン導入が始まった。しかし慢性的なモデルナ製のワクチン供給不安により、55~59歳は来週もファイザー製のワクチンを接種する。韓国政府が契約した来年度のファイザー・モデルナ製のワクチン価格は引き上がる展望だ。


チョン・ウンギョン疾病管理庁長は、2日午後の定例ブリーフィングで、「3日に個別契約されたアストラゼネカ製のワクチン118万回分が供給される予定であり、これをはじめとして8月には総2860万回分のワクチンが供給される予定」だと明らかにした。

これと共に、製薬会社の生産の遅れにより供給が延期していたモデルナ製のワクチン、7月の遅延分196万回分の内130万回分が6~7日に韓国へ到着する。これと別にモデルナ製のワクチンの8月の分配数は850万回分だ。

これを総合すると、今月はCOVAXアストラゼネカ製のワクチン83万5000回分、韓国政府と個別契約したアストラゼネカ製のワクチン及びファイザー製のワクチンが1730万回分とモデルナ製のワクチン1046万回分などが供給される。チョン庁長は「具体的な船積み日程が確定されれば、もう一度案内をする」と話した。

モデルナ製のワクチン受給は再開されたが、全体の物量は相変わらず不足している。疾病庁によると、ファイザー製のワクチンは376万回分、アストラゼネカ製のワクチンは135万回分が残るがモデルナ製のワクチンは38万回分が全部だ。このせいで8月初週に続いて第2週(9~15日)まで、55~59歳の対象者たちはファイザー製のワクチンを接種する。特に首都圏だけファイザー製のワクチンを接種していた初週とは違って、第2週には韓国全域でファイザー製のワクチンだけを使用する。

しかし、モデルナ製のワクチンだけを接種する委託医療機関の場合には、該当のワクチンで接種を進める予定だ。

一方、外信などによるとファイザーは最近EU(ヨーロッパ連合)との新型コロナウイルス感染症ワクチン供給契約で、価格を既存と比べて25%以上引き上げ、モデルナは10%以上引き上げた。これによりヨーロッパに供給されるファイザーのコロナウイルスワクチン1回分の価格は15.5ユーロ(約2000円)から、19.5ユーロ(約2530円)へと上昇した。モデルナ製の場合、1回分の価格が22.6ドル(約2470円)から25.5ドル(約2780円)へと上昇した。

防疫当局は、既に契約を終えている今年の契約分には影響が無いと説明した。中央事故収拾本部のソン・ヨンレ社会戦略班長は2日のバックブリーフィングで、「既に今年の契約分は締結された状態なので、価格の任意調節は出来ない」と説明した。

しかし来年度の契約分にはある程度の影響を与える展望だ。最近修正を通じて確保した来年度のワクチン前払い予算は5000万回分だ。ソン班長は「現在韓国政府は、来年度の契約分の協議初期段階を進行中である」とし、「今後の協議過程で価格の引き上げが影響を及ぼすと思われる。進行の状況により対応する」と答えた。


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