あいさつする徐氏(右)とオースティン氏(資料写真)=(聯合ニュース)
あいさつする徐氏(右)とオースティン氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の徐旭(ソ・ウク)国防部長官は30日、米国のオースティン国防長官と電話会談した。8月に予定された韓米合同軍事演習などについて協議したとみられる。 国防部によると、両氏は韓米同盟が堅固であることを改めて確認し、両国の緊密な協力の重要性を強調したほか、多様な国防に関連した懸案について意見交換し、朝鮮半島の安全保障状況について議論したという。 韓国軍と北朝鮮軍の通信線が27日、13カ月ぶりに復旧したことや、ソウルの竜山米軍基地の返還、米軍主導の韓米連合軍が持つ有事作戦統制権の韓国軍への移管などについても話し合ったとみられる。 また国防部は、「両長官は韓米同盟が朝鮮半島とインド太平洋地域の平和と安保の核心軸であることを保障するため堅固な合同防衛態勢の維持と持続的な意思疎通が重要との認識で一致した」と説明した。 会談後に出された報道資料で国防部は、下半期の合同軍事演習について協議があったかについて明らかにしなかった。ただ演習は来月16日に予定されているため、双方の立場を明らかにして意見を調整したとみられる。 米国側は合同防衛態勢維持のために合同演習が必要との立場だ。一方、韓国側は南北軍の通信連絡線が復旧したことなどに伴う朝鮮半島平和プロセスの進展や新型コロナウイルスの感染状況などを考慮して決めたいとの立場という。 韓国軍の関係者は、「演習を延期する可能性は低く、規模が調整される可能性が現時点では高いとみられる」と話した。 今回の電話会談は、東南アジア諸国を歴訪中のオースティン氏の要請で行われた。
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