ベースキャンプでポーズを取るキム・ホンビン氏(光州市山岳連盟提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
ベースキャンプでポーズを取るキム・ホンビン氏(光州市山岳連盟提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】障害者として初めて世界の8000メートル級全14座の登頂に成功した韓国人登山家、キム・ホンビン氏(57)がパキスタンのブロードピーク(8047メートル)で下山中に行方不明となっていることに関連し、韓国南西部・光州市の事故収拾対策委員会は26日、キム氏の家族の意向を尊重して捜索を打ち切ることを決めたと明らかにした。  前日に救助隊のヘリコプターが行方不明になったと推定される7400メートル地点の上空から捜索を行ったが、キム氏を発見できなかった。 対策委によると、家族はこれを受けて現実的に生還は難しいと判断し、捜索の打ち切りを要請した。 キム氏は以前から家族に対し、事故があった際には捜索活動によって二次事故が発生することのないようにしてほしいと伝えていたという。 キム氏は両手の指すべてを失っている。18日にブロードピークを登頂し、障害者としては初めて8000メートル峰全14座の登頂に成功した。 だが、19日に遭難し、衛星電話で救助を要請。ロシアの登山隊が現場に到着し、救助作業を行ったが失敗した。
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