蔚山市内のワクチン接種会場。接種後の経過観察のため待機する市民(資料写真)=(聯合ニュース)
蔚山市内のワクチン接種会場。接種後の経過観察のため待機する市民(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の新型コロナウイルス予防接種対応推進団は26日、新型コロナワクチンの接種による副反応とみられる事例が24、25日の2日間に新たに485件報告されたと発表した。死亡の報告はなかった。

 接種による副反応とみられる事例のうち、重いアレルギー反応のアナフィラキシーとみられる事例は新たに1件報告された。特に注目すべき有害事象、集中治療室への入院、障害、後遺症などを含む事例の報告は11件あった。このほかの473件は注射した部位の痛みや腫れ、筋肉痛、頭痛などの比較的軽い症状だった。

 韓国でワクチン接種が始まった2月26日以降、副反応とみられる事例の報告は累計11万879件となった。7月26日午前0時時点の1回目、2回目の接種累計2262万2058件の0.49%に当たる。

 累計接種件数に対する副反応の報告率は、米モデルナ製ワクチンが0.82%、英アストラゼネカ製が0.67%、米ヤンセンファーマ製が0.66%、米ファイザー製が0.26%。

 これまでに国内で報告されたワクチン接種後の死者は計427人となっている。ファイザー製ワクチンの接種者が242人、アストラゼネカ製が178人、ヤンセンファーマ製が7人。これらは副反応の報告時に死亡と報告されたケースで、他の副反応が報告された後に容体が悪化し死亡したケースを含めると、死者は計603人となる。

 これまでの全ての副反応の報告のうち、95.0%に当たる10万5324件は比較的軽い症状だった。

 予防接種対応推進団は副反応の報告件数を毎週月・水・土曜日に発表している。


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