不誠実な選手村に不満続出…日本選手団は別の宿所で訓練=韓国報道(画像提供:wowkorea)
不誠実な選手村に不満続出…日本選手団は別の宿所で訓練=韓国報道(画像提供:wowkorea)

 東京五輪に参加する日本選手団の一部が、選手村ではなく別途の施設に泊まって競技を行う。ホーム・アドバンテージを最大限利用するという戦略だが、選手村施設に対する各国選手団の不満が高まっている状況で、批判は避けられそうにない。

 共同通信は17日、卓球、柔道、レスリングなどメダル獲得が有力視される一部種目の選手が、選手村ではなく、ナショナルトレーニングセンター(NTC)や選手村外の宿泊施設を拠点にすると報じた。

 東京五輪に参加する各国選手団は中央区の晴海に位置する選手村にとどまるのが原則だ。ただ、東京五輪組織委員会が適切な新型コロナ感染対策を講じていると認めた施設でも滞在することがかのぬだ。

 共同通信によると、日本選手団の一部は東京都北区の味の素国立訓練センター(NTC)などを使用する計画だ。共同通信は「移動負担を減らし、慣れた練習施設を使用するのが目的」とし、「自国開催の利点を最大限に生かそうというもの」と伝えた。

 東京都中央区の晴海に建てられた選手村は、21棟の建物に3600部屋が設けられている。大会期間中、最大で1万8000人あまりがこの選手村に宿泊する。ただ、劣悪な施設のため、各国選手団から不満が出ている。一部の選手は選手村の施設を直接写真に撮って自身のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で共有して皮肉ったりもした。

 先月17日、米国の長距離陸上選手ポール・チェリモは選手村に用意された段ボールベッドとひしゃげた箱の写真をSNSに掲載し、「誰かが自分のベッドで小便をし、段ボールベッドが濡れるとベッドが崩れる」と話した。東京五輪組織委員会は“環境にやさしい”五輪のため、プラスチック廃棄物でマットレスを製作し、リサイクル紙でベッドの骨組みを作った。

 ロシア選手団のある選手は客室にテレビや冷蔵庫がなく、五輪組織委員会側に要求したりもした。蒸し暑い夏の東京で五輪が行われるうえ、新型コロナの拡散により自由な移動が難しい状況で、冷蔵庫などの家電機器の不在は大きな不便さを感じることになりかねない。

 一方、選手村でも持続的に新型コロナの新規感染者が発生しており、選手たちの安全が脅かされているという指摘も出ている。毎日新聞とNHKが東京五輪選手村に滞在している外国選手1人とボランティア1人など、大会関係者9人が新たに新型コロナの陽性判定を受けたと報道した。これにより、今月1日から新型コロナの陽性判定を受けた東京五輪関係者は合計で67人に達する。

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