新型コロナ第4次流行で苦しむ自営業者、車両デモで訴える=韓国(画像提供:wowkorea)
新型コロナ第4次流行で苦しむ自営業者、車両デモで訴える=韓国(画像提供:wowkorea)
新型コロナ第4次流行の被害を訴える自営業者と防疫当局が衝突している。政府はコロナ拡散を抑制するため、非首都圏に対しても私的な集まりを「5人未満」に制限する案を推進中だ。

中央防疫対策本部によると、16日0時基準の新規感染者数は1536人だった。首都圏地域の感染者だけで1107人で、ソウル564人、インチョン(仁川)95人、京畿道(キョンギド)448人を記録した。

首都圏で連日1000人を超える感染者が発生していることから、政府は今月16日から中央部の公務員49人をソウル市保健所に追加配置し、軍人95人をソウルと京畿道、仁川にある臨時検査所に行政要員として派遣している。

第4次流行が全国に広まりつつある中、政府は自営業者たちのゲリラデモにも厳正に対処している。

「コロナ対応全国自営業者非常対策委員会(非対委)」は今月14日と15日の2度にわたり、深夜、国会付近に車両で集結した後、クァンファムン(光化門)付近を往来する未申告の不法車両デモを行った。今回のデモには、2日間でそれぞれ約750台と300台の車両が参加したものと推計される。

これに対し、ソウル警察庁は深夜車両デモを不法デモと判断し、デモの主催側に集会およびデモに関する法律違反などの容疑を適用して内部捜査を進める方針だ。警察関係者は「2日間行われた車両デモと関連し、証拠資料を分析し検討した結果、容疑が認められると判断した」と説明した。

非対委は、警察の対応が度を過ぎているとして、状況によっては「武力デモ」を続けることを示唆した。非対委は16日、ソウル庁舎前で記者会見を開き、「社会的距離確保第4段階は、自営業者の犠牲を強要するだけでなく、これ以上耐える力もない我々に、人工呼吸器を取り外すようなものだ」として、政府の防疫政策に批判の意を示した。

一方、政府は今の第4次流行が本格的に進み、非首都圏地域も私的な集まりを「5人未満」に制限する案も推進中で、早ければ18日、私的な集まりの基準について発表する予定だ。
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