尹錫悦、元検察総長(画像提供:wowkorea)
尹錫悦、元検察総長(画像提供:wowkorea)
韓国野党陣営の有力な大統領選候補であるユン・ソンニョル(尹錫悦)元検察総長の牙城が揺れている。最近の世論調査で、共に民主党(与党)候補のイ・ジェミョン(李在明)キョンギド(京畿道)知事とイ・ナギョン(李洛淵)元共に民主党代表に相次いでリードされているためだ。

ハンギル・リサーチがクッキーニュースの依頼で10~12日に全国満18歳以上の有権者1001人を対象に調査した結果、仮想二者対決では、李知事が43.9%、尹元総長は36.0%の支持を得た。両者の支持率の格差は7.9%ポイントにもなった。

グローバルリサーチが6月30日~7月2日に実施した二者対決調査でも、尹元総長は李知事に8%ポイントの差でリードされる結果となった。

前日(13日)に発表されたアジア経済・ウィンジーコリアコンサルティング調査(10~11日に実施)では、尹元総長が初めて李元代表にもリードされるという結果が出た。李元代表の支持率は43.7%で、尹元総長(41.2%)より2.5%ポイント高かった。

与野党の候補を問わず、優位を占めていた尹元総長の上昇傾向がここに来て崩れている。問題はチョルラプクド(全羅北道)以南・中道・進歩層の票心も離れているということだ。実際、この日(14日)の調査で、尹元総長の全羅道圏における支持率は7.0%で、先月の定期世論調査(19.5%)より12.5%ポイントも下がった。中道層と進歩層の支持率も先月比で、それぞれ37.7%、24.2%から30.9%、14.9%に下落した。

その原因として、尹元総長の最近の行動とメッセージが保守的であるためだという分析が出ている。

これに対し、尹元総長側は右翼を意識した戦略を見直す一方、中道脱進歩派の関係者が集まった支持組織も近いうちに発足させ、危機脱出を図る計画だ。また、最近、代表的な進歩派であるチン・ジュングォン(陳重権)元トンヤン(東洋)大学教授やチェ・ジャンジプ(崔章集)コリョ(高麗)大学名誉教授に相次いで会い、巻き返しを図っているものの、支持率上昇につながるかは未知数だ。

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