五輪を目前に控えた日本、防疫白書でまた竹島の領有権を主張=韓国報道(画像提供:wowkorea)
五輪を目前に控えた日本、防疫白書でまた竹島の領有権を主張=韓国報道(画像提供:wowkorea)

 防衛省が毎年発刊している『防衛白書』で再び竹島(韓国名;独島)の領有権を主張した。

 日本のマスコミによると13日、岸信夫防衛相はこの日、菅義偉首相主宰の閣議で2021年版防衛白書を報告した。

 昨年4月から今年5月までの安保環境などを中心に記述したこの白書で、日本は「日本固有の領土である北方領土と竹島の領土問題が依然として未解決の状態で存在する」と明示した。

 これにより、日本は小泉純一郎内閣時代の2005年以から17年間、竹島の領有権を主張している。東京五輪の開幕を10日後に控え、日本の閣議で決定された今年の防衛白書の竹島領有権関連の内容は、今月23日の五輪開幕式に参加する可能性が取りざたされている文在寅(ムン・ジェイン)大統領の日本訪問にも影響を及ぼすものとみられる。

 防衛省は今回の防衛白書に含まれた地図でも「竹島」と表記した。

 韓国との関係については「両国の防衛当局間の課題が防衛協力・交流に影響を及ぼしている」という昨年度の記述内容をそのまま残しつつ、「韓国の防衛当局側による否定的な対応が続いている」という主張を追加した。

 また、日本側が韓国側に懸案解決のための適切な対応を要求し続けている昨年の記述を生かし、その前の部分に「日韓・日米韓間の連携(協力関係)が傷つかないように」という表現を追加し、“強く”要求しているという点を新たに強調した。

 今年の防衛白書では“韓国の軍備増強と国防予算”という1ページ分量の別途のコーナーを新設し、韓国の国防予算が2000年から22年連続で増えており、その背景に戦時作戦統制権を早期に移管してこようとする文在寅(ムン・ジェイン)大統領の考えが影響していると分析した。

 北朝鮮については、「日本を含む関係国に対して挑発的な言動を繰り返してきた」とし、北朝鮮の軍事動向が日本の安全に“重大かつ切迫した脅威”という従来の記述内容を維持した。

 一方、今年の防衛白書では好戦的に映る表紙の絵として、馬に乗った侍を描いた墨画を使って注目を集めた。
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