50代モデルナワクチン予約「半日で終わった理由」=韓国(画像提供:wowkorea)
50代モデルナワクチン予約「半日で終わった理由」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国で今月12日、55〜59歳の350万人を対象にした新型コロナワクチン「モデルナ」の予約が、おおよそ半日で締め切られ、対象者の不満が大きくなった。これに対し、ヨ・ジュンソン保健福祉部長官政策補佐官は、「チョン・ウンギョン疾病管理庁長(新型コロナ予防接種対応推進団長)が細かすぎるほど徹底しているため」と述べた。

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ヨ補佐官は12日午後、Facebookにあるメディアが報道した「文(大統領)“ワクチン接種率を高める”と言っていたが、たかがモデルナ10%確保で、50代に行列ができた」というタイトルの記事をキャプチャーし、投稿した。

この報道に「そうではない」とし「徹底的に、安定的に接種を進めるという意味だ」と反論した。

彼は「モデルナは毎週導入量を協議する。第3四半期の量は、大きな枠組みが決まり、毎月の物量もほとんど確定したが、いつ、どのくらいかは、毎週協議中」とし「ファイザーとモデルナの特徴」と説明した。

続いて「このような状況から、チョン庁長は、万が一に備え、予約は確保された分のみ受け付けた」とし「来週に、追加物量が入ると把握しての対応だ」と付け加えた。

ヨ補佐官は、「50代の予約はすぐにまた開始する予定であり、接種は抜け目のないよう、早い時期に行われるだろう」と明らかにした。

50代後半、モデルナワクチン接種の予約が中断されたのは、12日午後3時30分頃に、確保された量よりも多くの申請者が殺到し、ワクチン量がなくなったためと伝えられた。

当初17日までの予約を受けるとしたが、初日の予約開始後わずか15時間30分で終了した。50代後半の接種分として、政府が確保したモデルナ物量は185万人分で、対象者の半分にしか及ばない量である。

これに対してチョン庁長は、「現在週単位でワクチン供給日程が決定されるため、ある程度供給が確定された物量内で予約日程を再案内し、予約できなかった対象者は翌週に予約できるようにする」と説明した。

イ・サンウォン疾病管理庁危機対応分析官も「モデルナワクチンは、7月に本格的に導入が開始され、順次供給されることを期待しているが、具体的な日程と物量は秘密保持契約により、伝えることが難しい」とした。

韓国政府がモデルナ社と契約した量は、合計4000万回分(2000万人分)である。このうち、50代後半に接種するワクチンは、8日に35万4000回分、11日に39万6000回分の、計75万回分が導入されたものと伝えられた。

推進団は50代後半の追加予約は19日から開始するが、具体的な予約期間と日付は、今週中に再度案内する予定だとした。

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