中央防疫対策本部によると、新型コロナウイルスの新規感染者は1100人で(12日午前0時基準)7日((1212人)以降、6日連続で1000人を超えた。感染者の急増に防疫当局は12日から2週間首都圏でソーシャルディスタンスレベル4を適用している。事実上の外出禁止に該当する措置で、 午後6時まではプライベートな集まりは4人、それ以降は2人まで可能だ。
2人制限でも有名店は混雑…
12日の夕方、ソウルマポ(麻浦)区ホンイク(弘益)大 前の焼肉店では突然押し問答が起こった。 この日から2人制限であることを知らず、4人で食事しにきたお客が「なぜ入店できないんだ」と抗議していた。店の主人パクさんは「 今日だけでも2組の入店を断った。4人で来店し、 2人ずつに別れて食事をしていったお客さんもいた」と話した。
超強力な防疫対策により一番泣かされているのは自営業者だ。あちこちに感染症対策の穴が開いているが、自営業者にだけ犠牲をしいるものだからだ。
この日、新型コロナウイルス対応全国自営業者非常対策委員会は「これまで2年間の大流行は宗教団体、集会、デモ、百貨店、大型スーパーでの感染拡大であり、常に自由業者は集まり禁止と営業制限の犠牲をしいられてきた。今回の最高レベルの防疫措置により再び自営業者が犠牲をしいられている。これ以上耐えることができない自営業者たちに、人工呼吸器さえも取り外すような措置だ」と主張した。
全国的に普段の平日より人々の姿が減ったようだったが「10時シャットダウン」以降、交通公共機関はいつもより混雑していた。12日午後10時20分、ソウルの地下鉄2号線市庁駅の列車は「ほぼ満員」だった。 これは夜間の移動を減らすためバスは8日から地下鉄は9日から午後10時以降の運行を20%減便しているためだ。
交通公共機関の運行本数を減らして移動を少なくさせようとする方針だが、遅い時間帯に勤退勤する人々の立場を考慮していないという批判が出ている。
ホンさん(31)は「バスや地下鉄の運行減便以降、むしろ家に着くのが遅くなっている。逆に地下鉄やバスの本数を増やして運行間隔も短くし、お互い不快にならないよう距離を取ることがいいのではないか」と吐露した。
実際、これに対する実効性には疑問があがっている。ソウル交通公社はすでに昨年11月24日から ソーシャルディスタンス2.5レベルの適用により、地下鉄の本数を最大30%まで減便した。
しかし、首都圏の新型コロナウイルス感染者数は地下鉄の本数減便を開始した昨年11月24日以前はおよそ100人を維持していたが、12月には感染者数の平均がおよそ596人となり回復の兆しが見えなかった。特に昨年12月中旬以降には感染者数が500人を下回らなかった。人々の夜間の移動を制限し、新型コロナウイルスの感染者数を減らそうという処置は効果がないという話だ。
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