ソウル市内の新型コロナワクチン接種センター=7日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル市内の新型コロナワクチン接種センター=7日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で下半期の新型コロナウイルスワクチン接種が本格化し、今月中旬からは地方自治体による接種も実施される予定だが、政府は20~30代の若年層よりも、人と接触する機会が多い業種の従事者が優先的な接種対象者だと説明した。 政府の新型コロナウイルス予防接種対応推進団のペ京澤(ペ・ギョンテク)状況総括班長は7日、ラジオ番組のインタビューで、自治体が実施するワクチン接種の優先対象について、「感染リスクが高い人を先に、年齢順に接種を行うという原則に基づき、集団生活をしている高齢者から接種を受ける。年齢順に(接種を受けられるよう)準備している。国際的にもそのようにしている」と述べた。 また、「自治体では人との接触が多い業務にあたる方々、例えば運輸施設で働く方や宅配業務、清掃業務を行う方々は年齢に関係なく、先に接種を受けることになる」と説明。呉世勲(オ・セフン)ソウル市長が前日の首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)防疫特別点検会議で、若年層に優先的に接種できるよう要請したことに対し、政府のこれまでの方針を改めて示した。 ペ氏は、状況が良くないソウル市、京畿道は自治体の裁量によって接種できる余地を与えるが、接種対象者については政府と協議する必要があると強調した。
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