「空軍セクハラ自殺事件」異動した部隊でも2次加害=韓国(画像提供:wowkorea)
「空軍セクハラ自殺事件」異動した部隊でも2次加害=韓国(画像提供:wowkorea)
セクハラ被害を受けた後に自殺した空軍のイ某中士の夫がこれまでの心境を明かし、イ中士が部隊を移った後にも2次加害を受けたと明らかにした。

イ中士の夫A氏は1日、SBSとのインタビューで「(妻は)『私は被害者なのになぜずっと隠れていなければいけないのか』、『20飛行団で2次加害に遭わなければいけないなら、15飛行団に行って新しい人たちと仕事をしたい』と決心していたところだった」と明らかにした。

3月2日にセクハラを受けた後、直属の上官からの2次被害に苦しんでいたイ中士は、5月18日に本人の要請で20飛行団から15飛行団に部隊を移すことになった。

しかし部隊を移った直後から2次加害が始まったという。A氏は、「団長も指揮官らも『セクハラを受けた女性兵がどんな顔をしているのか見てみよう』というふうに本人は感じたと言っていた」と伝えた。

イ中士は自殺する前、夫に「休職」の話をしていたという。

A氏は、「休職したいと言っていた。行くまでは希望を持っていたのに、15飛行団に行ってから最後に感じたのは挫折感しかなかったので」と話した。

結局、イ中士は部隊を移ってから3日後の5月21日に自ら命を絶った。この日はイ中士とA氏が婚姻届けを出した日だった。

A氏はこの日、空軍本部軍事警察団長のA大領を職権濫用と虚偽報告、虚偽公文書作成、偽計による公務執行妨害、誣告などの容疑で国防部(部は省に相当)検察団に告訴した。

イ中士に対する2次加害の容疑を持たれている第20戦闘飛行団所属のノ某准尉は前日、国防部検察団により強制わいせつ罪と特定犯罪加重処罰法上の報復脅迫・面談強要罪などで拘束起訴された。

このほか、今回の事件の1年前にもイ中士をセクハラした容疑を持たれているユン某准尉も非拘束起訴された。

A氏は、「なぜ彼らは隠そうとしたのか。なぜ彼らの中に1人でもまともな決定をする人がいなかったのか」と話し、「故人に対する名誉の回復と加害者の処罰が最も重要だ」と強調した。
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