ソウル市は「自己診断キットモデル事業を通じて4人の感染者を発見し、感染者の先制発見による迅速なPCR検査で14人をさらに発見するなど、感染者の早期発見に貢献したものと分析された」と発表した。
市は先月17日からコールセンターと物流センターなど集団感染に脆弱な事業所で自己診断キットを使用するようにするモデル事業を行っている。市によると、今月18日基準、モデル事業の検査件数は約15万件だ。感染者は4人で陽性率は0.0026%を記録した。
感染者4人はいずれもコールセンターの職員。市は検査キットの感染者が発生したコールセンターは全職員を対象にPCR検査を実施し、追加の感染者14人を探し出した。
ソウル市のパク・ユミ防疫統制官は「自己検査キットの陽性率は依然、国が全国の療養病院に対して周期的に検査をした時に出た陽性率とほぼ同じ水準の効果が出た」と説明。続いて「ソウル市がモデル事業を行ったコールセンターではn次伝播がほとんどなかった」とし、「基本の防疫指針を順守し、自己検査キットを活用して現れた積極的防疫の効果」と強調した。
またソウル市は、自己検査キットの周期的使用が感染者の早期発見に貢献したと説明している。
モデル事業とは別途に、市民らが自主的に自己検査キットを購入し、感染の有無を確認した人数は22日基準で127人。このうち自己検査キットで陽性が出た後、家族が団体でPCR検査を実施し感染者を早期に発見した事例もある。
パク統制官は「自己検査キットモデル事業が感染脆弱(ぜいじゃく)施設の感染拡散を遮断する効果があると確認した」とし、「今後は民間および公共機関で自律的に使用するための呼び水の役割をするものと期待している」と述べた。
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