中国、G7に続きNATO圧迫「米国は病気だ」と猛非難=韓国報道(画像提供:wowkorea)
中国、G7に続きNATO圧迫「米国は病気だ」と猛非難=韓国報道(画像提供:wowkorea)
主要7カ国(G7)が首脳会議後の共同声明で、中国を集中牽制したのに続いて、北大西洋条約機構(NATO)が中国を初めて「同盟国の安全保障に対する挑戦」と規定したことについて、中国政府が強く反発した。

趙立堅中国外交部報道官は15日の定例会見で、G7に向け、内政干渉を中断するよう強く促した。 G7首脳が13日(現地時間)、英国コーンウォールでの会議後に発表した共同声明で、新型コロナウイルス起源、新疆ウイグル自治区、香港、台湾、不公正貿易慣行など、中国が敏感な事案を問題視したことによるものだ。

趙報道官は、「全世界に対する決定が少数国によって決まる時代はすでに過ぎた」とし「米国は病気だ。その症状は軽くない。G7は米国に処方箋を出すべきだ」と批判した。

趙報道官はまた、NATO声明について「イデオロギーによってどちらの陣営につくかと他国を脅迫するやり方は、平和的な発展と協力という歴史の流れに背くもので、成功しないだろう」とし「NATOは加盟国に国内総生産(GDP)比2%水準の防衛費支出を要求したが、中国の国防費はGDPの1.3%に過ぎない」と主張した。

趙報道官は、1999年にNATO軍のユーゴスラビア中国大使館爆撃事件を取り上げ、「NATOが中国人民に借りを作ったことを忘れないだろう」と強調した。

この日開かれる米国、欧州連合(EU)首脳会議を控え、「中国とEUは制度的ライバルではなく、全面的戦略パートナー」と強調し、EUとの関係を誇示した。

また、「米国とEUは、(中国に対する)利益が不一致である」とし「EUは独立しており、EU諸国は、米国の反中戦車に乗らないだろう」と述べた。

中国の専門家は、米国がG7に続いて、NATO首脳会談でも中国を批判したことで、国際社会の圧力が大きくなると予想した。

李海東中国外交学院国際関係研究所の教授は、官営グローバルタイムズとのインタビューで、「米国の相次ぐ首脳会談は、中国とロシアに対抗するためだ」と批判した。

先立って、欧州連合(EU)駐在の中国使節団報道官は15日、ホームページに、NATO共同声明について、記者の問答形式の場で「私たちは誰に対しても構造的な挑戦をしないが、もし誰かが中国にそれを仕掛けるならば、静観しない」と強く警告した。

Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 78