北東アジア防疫・保健協力体の会議に出席した金次官補(左端)ら(外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
北東アジア防疫・保健協力体の会議に出席した金次官補(左端)ら(外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の外交部は31日、新型コロナウイルスなど国境を越えた保健危機に共同で対応する「北東アジア防疫・保健協力体」の2回目会議を30日にテレビ会議形式で開き、協力事業の発掘など今後の推進方向を議論したと明らかにした。

 同協力体は昨年12月、韓国の主導で発足した。

 会議には米国や中国、日本、ロシア、モンゴルの6カ国の外交・保健当局者らが参加した。日本はオブザーバーで、協力体の推進状況を見極めながら参加するかどうかを決める方針という。

 韓国は医療・防疫物資の共同備蓄、新型コロナウイルス対応人材の共同教育・訓練などを協力事業の候補として提案した。外交部の金健(キム・ゴン)次官補は北朝鮮の参加に期待を示し、北朝鮮の参加は域内の関連国との協力を進め、朝鮮半島と北東アジアの平和と繁栄にも寄与すると述べた。

 一方、6月に英国で開催される主要7カ国(G7)首脳会議に向け、首脳補佐役を務める「シェルパ」による会議もテレビ会議形式で行われた。文大統領のシェルパを務める外交部の崔京林(チェ・ギョンリム)G20国際協力大使は国際社会の主な懸案の解決に積極的に寄与する方針を示し、中堅国として政府が推進している保健・気候変動政策について説明した。


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